企業向けファイル暗号化・配信サービス「HOGO Enterprise」の提供を開始
企業の業務がデジタル化され、社内外でファイルを共有することが業務上必要になる反面、共有するファイルの流出による情報漏洩の危険性が増しています。現在使われているファイル暗号化配信・共有ソリューションでは、相手先がファイルをダウンロードした後は管理ができないためセキュリティ上大きなリスクになっていました。また、それらを回避するためファイルを暗号化する仕組みもありますが、エージェントソフトのインストールなど、送受信側で等価な環境を準備する必要があり、限られた用途で使われていたのが現状です。
今回発売する「HOGO Enterprise」は、クラウド上でファイルを暗号化してから配信を行い、いつ・誰が・どこでファイルを開いたかが追跡できるサービスです。主に使いやすさを追求しており、アイドックが開発した機能を通じて、ファイルそのものに暗号・復号の仕組みを埋め込むことで、受信クライアント側ではエージェントソフト無しで閲覧できる点が特徴です。これにより、暗号化にかかる手間を減らし、どのような環境においても配信するファイルの機密レベルを一定に保つことが可能になります。今までファイル暗号化の仕組みを使うことが出来なかった、幅広い業種の企業ニーズに応えられます。
HOGO Enterprise 概念図
アイドックは、15年以上にわたりデジタル著作権保護(DRM)の関連製品の販売・サポートや技術開発を行っております。そこで得たノウハウを通じて、企業向けファイル・配信サービスである「HOGO Enterprise」の開発に至りました。今後も長年の経験を活かして、より高いセキュリティレベルを維持しながら、使いやすいサービスを目指して機能強化を図ります。
[製品名]
HOGO Enterprise (ホゴ エンタープライズ)
[主な機能]
・ファイルのアップロード・暗号化・送信
・各種権限設定
・配信先管理
・ファイル管理
[対応ファイル形式]
・PDF
・Microsoft Office 2007以上(ワード、エクセル、パワーポイント)
[受信者側環境]
・PDF
PC/Mac Adobe Reader
iOS/Android 専用ビューアアプリ
・Microsoft Office
Windows用MS Office 2010, 2013, 2016
[保護・追跡]
・ダウンロード後も指定した受信者のみファイルを閲覧・編集可能
・Microsoft Officeファイルは、キャプチャブロックやコピー&ペースト制御
・ファイルのアクセス情報の監視
・ファイルを遠隔でアクセス停止可能
[設定可能権限]
・印刷可否
・編集/保存可否(Microsoft Officeファイル)
・アクセス期限
[発売日]
平成28年7月11日
[価格]
10ユーザーライセンス 18,000円/月~
[初年度販売目標]
2,000万円
[販売代理店]
シーティーシー・エスピー株式会社
今回の発表にあたり、シーティーシー・エスピー株式会社からコメントをいただいています。
シーティーシー・エスピー株式会社 執行役員 新規事業開発室長 福田 徹のコメント
この度は企業向けファイル暗号化・配信サービス「HOGO Enterprise」の販売開始を歓迎いたします。近年、メールによる社外向け情報配信が多くなっておりますが、受信側でのファイル開封後の情報の取り扱いが課題になっております。「HOGO Enterprise」はファイルの配信と暗号化を提供するクラウドサービスで、簡単にお客様の添付ファイルの機密性を維持できるものです。既存の環境を変更することもなく10ユーザからと少人数でも使えることで、多くのお客様のニーズに対応できるものと確信しております。このプレスリリースについてのお問い合わせはお問い合わせフォームまたはTEL.03-5759-2055までご連絡ください。