いつでもどこでも気軽に読書ができる「電子書籍」が流行しており、市場は年々拡大傾向にあります。
電子書籍サービスの配信も企業や個人の方が手軽にできる環境が整ってきました。
初めて配信する方にとって、配信するにはどうしたらよいのかわからず、足踏みをしている方もいるのではないでしょうか。
電子書籍を配信するための絶対条件とおすすめのサービス「bookend」について詳しく解説します。
電子書籍を配信するための絶対条件5つ
世の中には、数多くの電子書籍の配信方法がありますが、配信者と読者が安全にサービスを利用するためには次の5つの対応が絶対条件となります。
【絶対条件5つ】
- 会員のみに配信できること
- 読み放題にできること
- データの更新ができること
- 閲覧ログの取得ができること
- 不正利用を抑止できること
それぞれ詳しく解説します。
会員のみに配信できること
まず1つ目の条件は「会員のみに配信」できることです。
社員向けの研修資料や、塾の受講生への問題集の配信など、特定の人に限定して書籍を配信したいケースもあるかと思います。
誰もが自由に購読できる環境ではなく、届けたい会員へ配信設定をすることができるサービスなのか、導入する前に確認が必要です。
読み放題にできること
2つ目の条件としては「読み放題」にできることです。
いつでも手軽に読書をするために「読み放題サービス」で電子書籍を利用する人が増えています。
特に関連書籍を読みたい場合は一つの媒体でまとまって読書できることはお客様にとってメリットです。
配信側が「読み放題サービス」を提供できることが定期的にご利用いただくための重要なポイントとなります。
データの更新ができること
3つ目の条件は「データの更新」ができることです。
資料や論文などの情報が最新のものへ更新された場合、配信済みの電子書籍も更新する必要があります。
配信済みの書籍を自由に更新できれば、一から新しい電子書籍を配信し直す手間も省けます。
アプリにダウンロード済みのデータであっても更新がいつでも自由にできるサービスか確認しましょう。
閲覧ログの取得ができること
4つ目の条件としては「閲覧ログの取得」ができることです。
電子書籍はオンラインで販売できますので、コンバージョンの計測や分析ができます。
ユーザーのアクションを理解することで、売上アップの効果的な施策に繋げることもできます。
閲覧ログの取得ができることも、サービス導入を検討するために大切な項目です。
不正利用を抑止できること
5つ目の条件としては「不正利用の抑止」ができることです。
会員向けや特定のメンバーへ電子書籍を配信する場合、情報漏洩は心配な要素です。
会員以外の不正ログインや書籍の違法コピーを防ぐための対策が必要です。
電子書籍を配信したい法人様は「bookend」を選ぶべき5つの理由
bookendは「電子書籍を配信するための絶対条件5つ」がすべて揃っているため、配信者と読者の双方が安心して利用することができます。
その理由は次の5つです。
- 会員向けコンテンツ配信
- 読み放題サービス
- コンテンツ改版機能
- アナリティクス機能
- DRM(デジタル著作権管理)
それぞれ解説します。
会員向けコンテンツ配信
専用アプリの本棚経由で配信することで、会員・社員・生徒などの特定メンバーにのみ配信することが可能です。
電子書籍の印刷・複製・編集・閲覧期間のコントロールなども、配信者がコンテンツや会員種別に応じて自由に設定できます。
読み放題サービス
bookendでは特定会員向けに電子書籍読み放題サービスの構築ができます。
例えば、社内の資料を社員に向けて自由に閲覧してもらいたい場合、最新の資料から過去の資料まで自由に購読できるように設定可能です。
電子書籍上で知りたい情報を手軽に検索できるため、紙媒体の資料と比べていち早く調べることができます。
読み放題サービスを社内で導入することで仕事の生産性も向上します。
コンテンツ改版機能
bookendアプリを使った配信では「コンテンツ改版機能」を利用できます。
「コンテンツ改版機能」は配信済みの資料や論文、書籍などが改版・更新された場合に、自動的に改版後のコンテンツに差し替える機能です。
閲覧者が専用アプリの本棚にダウンロード済みのコンテンツでも、それを閲覧しようとすると「更新版があります」というメッセージを出して
改版後の新しいコンテンツを強制的にダウンロードさせることが可能です。
アナリティクス機能
bookendで配信したコンテンツがどのように閲覧されているかのアナリティクス情報を調べることができます。
いつ、どのユーザーが、どのタイトルを、どこのIPアドレスから、どのプラットフォームで閲覧したかもわかりますし、
コンテンツ毎に「ページ毎のアクセス数」「ページ毎の平均滞在時間」を確認することも可能です。
DRM(デジタル著作権管理)
bookendではDRM(デジタル著作権管理)機能で情報漏洩を防ぎながらセキュアにコンテンツを配信することが可能です。
専用アプリを使って配信する場合は、印刷可否、印刷部数、編集可否、閲覧期間などを制御できます。
違法コピー対策として有効な「ソーシャルDRMサービス」を使えば、PDFに閲覧者の情報を透かしとして埋め込むことができます。
透かしも「見える」透かしと「見えない」透かしを入られるようになっており、抑止効果を高めています。
bookendには万全なセキュリティ対策が組み込まれていますので、安心して利用することができます。
bookendで電子書籍の配信を行なっている法人様の声
bookendで電子書籍の配信を行なっている法人様の声を紹介します。
・日刊工業新聞社様の声
・土木学会様の声
・株式会社ノジマ様の声
・株式会社佼成出版社様の声
順番に解説していきます。
株式会社学研プラス様の声
子どもたちの読書を促進する「学研スクールライブラリー」の2022年度採用に向けて導入していただきました。
株式会社学研プラス コンテンツプロデュース部デジタル出版事業室 酒井政輝様のコメントはこちらです。
ID&PWによる会員認証、学研グループが持つ豊富なEPUBコンテンツを正しく表示できるブラウザビューア、著作権保護のためのDRM制御、1,300以上のコンテンツから読みたいものを探せる横断検索機能などを備えたクラウド型サービスを短納期で構築したいと考えておりました。
bookendを利用することで懸念されていた著作権管理の問題や、閲覧履歴に応じた著作権料算定の課題もクリアできました。
日刊工業新聞社様の声
新聞記事や雑誌記事、画像、図版、セミナー動画などをマイクロコンテンツ化して企業・個人向けに販売するコンテンツマーケット「TREK!(トレック)」を構築しました。
株式会社日刊工業新聞社のご担当者様のコメントはこちらです。
日刊工業新聞社として新聞記事や雑誌記事、画像・図版などの貴重なコンテンツを、検索からカード決済、閲覧まで一貫して行えるサービスを立ち上げるにあたって、コンテンツをセキュアに配信することは必須の課題でした。
購入メニューに応じて「印刷やコピーを制御する」「許諾した範囲を超える印刷・回覧・転載は禁止する」などポリシーが異なるため、アプリ配信、ソーシャルDRMなど豊富なDRMメニューを持つ「bookend」を採用しました。
土木学会様の声
eコマース用プラットフォーム「Shopify(ショピファイ)」ベースで自社の刊行物の電子版を販売するECサイトを構築しました。
公益社団法人土木学会のご担当者様のコメントはこちらです。
学会の看板書籍である「コンクリート標準示方書」を電子化して土木現場でも手軽に閲覧できるようにして欲しいという要望を会員、ユーザーの方から多くいただいていました。
コロナ禍で電子書籍のニーズが一層高まるなか、著作権管理機能や電子書籍としての利便性/使い勝手などを学会内部で評価、検討した結果、bookendを採用することになりました。
あわせてShopifyを利用することで、短納期かつ低コストで独自ECサイトを構築することができました。
株式会社ノジマ様の声
社内向け小冊子『ノジマウェイ』の電子版を、bookendカスタマイズアプリで配信していただきました。bookendを採用することで、社外にデータを持ち出されることなく安全な配信を実現するとともに、スマホやタブレット等で手軽に閲覧できるようになりました。
株式会社ノジマの総務グループ 本間様のコメントはこちらです。
これまで紙版で配布していた社内向け小冊子を電子化することで製作コストの削減にも寄与しますが、それ以上にbookendのユーザ管理機能、Web書庫配信機能を利用することで毎月行われるユーザ追加・編集・削除が簡単に行え、柔軟にライセンス管理ができる点が採用の決め手となりました。
今回は社内向け冊子の配信の為、コンテンツの流出を防ぐDRM機能が充実していたこともポイントとなりました。
株式会社佼成出版社様の声
ShopifyベースのECサイトで標準bookendアプリをカスタマイズした「ちえうみ」アプリ(iOS、Android)を使って「単品購入プラン」や、Shopifyのサブスク課金と連携して月額990円(税込)で対象電子書籍が読み放題になる「読み放題プラン」の販売も行っています。
株式会社佼成出版社 出版事業部 図書編集 デジタルマーケティング担当 金子友亮様のコメントはこちらです。
自社の商品を直接お客様に届けることができる仕組みをめざし、電子書籍を販売するECサイトの構築を検討しておりましたが、単品販売に加えて、サブスク課金による読み放題サービスも提供したいと考えていました。
Shopify+bookendを採用することで、ECサイトの初期構築費用が圧縮できただけでなく、電子書籍の単品販売と読み放題サービスの両方を自社専用アプリ(「ちえうみ」アプリ)で実現することができました。
またbookendのDRM機能により自社の大切なコンテンツをセキュアに配信できる点も採用のポイントとなりました。今後は、アプリを使ってユーザーへのお知らせやプッシュ通知も送信できるため、プロモーション活動の幅が広がると考えています。
まとめ
電子書籍を配信するための絶対条件とおすすめのサービス「bookend」について解説してまいりました。
電子書籍の配信サービスは様々ありますが、自社に合った設計に構築して販売するなら「bookend」がおすすめです。
これから電子書籍の出版・販売を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。